ミッション・インポッシブル 「フォールアウト」というタイトルの意味

この記事は約3分で読めます。

『ミッション・インポッシブル フォールアウト』が公開されました。
ゴースト・プロトコル、ローグ・ネイションに続く作品ですが、前作までと比べるとサブタイトルが抽象的で意味がわかりにくいですね。
今回はその意味を考えました。

 

 

※ネタバレ有りです。

 

 

「fall out」を辞書で引くと

fall outという熟語を辞書で引くと以下の意味があります。

 

名詞
1(核爆発後の)放射性降下物,死の灰;(爆発・噴火などによるすすや灰などの)降下(物)
2(付随的に起こる)悪い結果,予期せぬ影響

引用元:Eゲイト英和辞典

 

《 自動詞+ 副詞》
(1) 外へ落ちる.
(2) 〔…と〕仲たがいする, けんかする 〔with〕.
She often falls out with her neighbors. 彼女はよく近所の人たちと仲たがいをする.
(3) 起こる.
It (so) fell out that I could not be present. 私は出席できないことになった.
(4) [well などの様態の副詞を伴って] 結局…となる.
Everything fell out well. 万事好都合に運んだ.
(5) 【陸海軍, 軍事】 隊列を去る[解く].
《 他動詞+ 副詞》
(6) 【陸海軍, 軍事】〈隊を〉解散させる.

引用元:研究社 新英和中辞典

 

この中で映画に関係がありそうなのは、
「放射性降下物」「予期せぬ影響」「外へ落ちる」の3つです。

 

「フォールアウト」に込められた意味

まず、「外へ落ちる」ですが、
終盤のでプルトニウム爆弾を止めるためにイーサンはヘリを操縦します。
そして、敵のヘリに体当たりした後、墜落し揉み合っているうちに崖からも落ちそうになります。ここがクライマックスです。
「フォールアウト」といってまず思い浮かんだのはこの場面でした。予告でも、落ちそうになっているシーンが使われていたので、イメージがある方も多いと思います。

 

次に「放射性降下物」です。
これは、今回のミッションで扱うのがプルトニウム爆弾なためでしょう。
プルトニウム爆弾が起爆されると、放射性降下物により人口の1/3に影響が出るというストーリーでした。

 

最後は「予期せぬ影響」です。
『フォールアウト』は、元妻のジュリアが自分のせいで不幸になってしまうというイーサンの悪夢から始まります。
そして、映画の中で、前作の敵だったソロモン・レーンはイーサンへの私怨を晴らそうとし、ラークと共にプルトニウム爆弾をジュリアがいるカシミール地方のキャンプに設置します。
この、倒した敵の復讐により愛する人を失いかけるという部分が、ミッションの「予期せぬ影響」ということで、副題になっているのだと思います。

 

 

「フォールアウト」の意味については以上です。
ひとつの言葉に3つの意味がかけられている副題でした。

タイトルとURLをコピーしました