ほとんど動かない動物と自分で勝手に動く植物の種類それぞれ3つ

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動物は動く。
植物は植わっている物。

ですが、この世の中には動かない動物も動く植物もいるのです。
それぞれ3種類ずつ紹介します。

動かない動物

動かない動物、第一弾はカイメンです。
カイメンは海底の岩に張り付いているオレンジや赤や青のスポンジ状の物体です。
原始的な特徴を残している動物で、体の作りも非常にシンプルです。
筋肉がないので移動しませんし、腕のようなものを伸ばしたりもしません。
もちろん、全く動かないわけではなく、摂食のために繊毛を動かし海流を作り出すということはしています。

 

最後はハオリムシ(チューブワーム)です。
深海のチムニーの側にいるゴカイの仲間(環形動物)です。
彼らは口も肛門もありません。
栄養は共生している細菌から得ています。

 

最後はサンゴ(造礁)です。クラゲと同じ刺胞動物ですが、泳いで移動はしません。
ポリプが集まって群体を作っています。
褐色藻と共生しており、そこから栄養を得るので植物と似たような生活になります。
単体サンゴの中には、自由生活のものもいます。

動く植物

1つ目はハエトリグサです。食虫植物です。
2枚の捕虫器にはトゲがあり、これに二度触れると口を閉じて虫を閉じ込めます。
二度触れないと閉じないのは暴発防止です。口を閉じるにはエネルギーをたくさん使うのです。

 

2つ目はオジギソウです。
学校で習ったかもしれません。
羽毛のように、たくさん並んでついている葉を触ると、前から順番に閉じていきます。
なんのためにこの仕組が備わっているかは諸説ありますが、捕食されるのを防ぐため、などがあるようです。

 

3つ目はオランダフウロです。
オランダフウロの種はドリル状の器官を持っており、雨が降るとドリルが回転します。
この回転で地面に潜り、自分で自分の種を蒔いてしまうのです。

植物の動く原理

動物には筋肉がありますが、植物にはありません。
ではどうやっているのかというと、彼らは水分の移動により体を動かしています。
外部からの刺激を受け取って細胞の浸透圧を変化させることで、水を移動させ、その重みで体が動くのです。

終わりに

植物は餌をとるために探し回る必要がなく、栄養は自分で作れるので、運動機能はつきませんでしたが、中には独自の機能を進化させたものもいます。
逆に、共生などにより餌をとらないで済む動物は動かなくなりました。
生物の多様性には驚くばかりです。
※寄生虫は宿主を探すときに動くので入れませんでした。そもそも「動かない」という言葉の定義がアバウトです。お許しを…

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