脳のパスタ、カルツォニッキ(calzonicchi) 何の脳か調べてみた

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Wikipediaでカルツォニッキというものを見つけました。

炒めた脳と卵のペーストを詰め、三角形にかたどったローマ地方のパスタ。

脳のパスタ・・・・・・一体どんな味なんでしょう。
脳を使う料理はたまにテレビで見かけますが、牛の脳だったりブタの脳だったりしますよね。
このカルツォニッキは脳としか書かれていなくてなんか不気味です。

 

何の脳を使うのか、他のサイトに書かれていないかとググったのですが、同じ文面をパクったページばかり…
Wikipediaの英語版を見てみたりもしましたが、カルツォニッキの記述はなし。

仕方ないので、Googleの設定を変えて英語ページを探るようにし、calzonicchiで検索。
検索結果300件未満ですが、信用できそうなものが引っかかりました。
Oretta Zanini De Vitaという方が2009年に出版したEncyclopedia of Pastaという本に載っているようです。

 

見ると典型的なローマのユダヤ料理でユダヤ暦の新年ローシュ・ハッシャーナーに振る舞われるとか。
材料は小麦と卵、詰め物に脳と玉ねぎとスパイス。
普通ブイヨンに入れて食べられるようです。スープパスタでおいしそうですね。
パスタッシュッタ(スープに入れずソースなどをかけて食べる)としても出されるらしいです。

この本では何のbrainsなのかはわかりませんでした。
が、ヒントは得られたので、ユダヤ料理で脳というと何の脳か決まっていたりするのかなと思い調べてみました。
どうやらイタリアでは内臓を食べるのはごく普通のことで、ローマには脳料理が多いそうです。
牛の内臓も羊の内臓も豚の内臓も肉屋にたくさん並んでいるそうです。
となると日本人がカレーに牛を入れたり豚を入れたり鳥を入れたりするようにカルツォニッキにもいろんな脳を使うのかもしれませんね。

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