iPhoneのキーボードにマイクのマークがあります。あれが音声入力ボタンです。
かなり前からある機能ですが、改めて使ってみました。
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キーボード入力・フリック入力と音声入力を比較
音声入力の実力を確かめるには、普通にタイピングやフリックで入力した場合と比べるのが一番だろう、ということで、次の文章を入力してみます。
あのイーハトーヴォのすきとおった風、夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモリーオ市、郊外のぎらぎらひかる草の波。
またそのなかでいっしょになったたくさんのひとたち、ファゼーロとロザーロ、羊飼のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山猫博士のボーガント・デストゥパーゴなど、いまこの暗い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い幻燈のように思われます。では、わたくしはいつかの小さなみだしをつけながら、しずかにあの年のイーハトーヴォの五月から十月までを書きつけましょう。
250字強の文章です。
ちなみに、この文章の最初の文、林檎使いならニヤリと来るかもしれません。
入力の速さを比較
では早速、速度を計測していきます。
入力は見本の文章を見ながら行いました。
なお、音声入力は誤変換がどうしても出てしまいますが、このタイムは誤変換を手動で直し終わった時点で測ったものです。
造語が出てくるところでは、一旦止めて手動でフリック入力してから、また音声入力を再開するようにしました。今回使った文章は造語が多いため不利だったかもしれません。
平仮名が漢字になっているのは許容しました(これはタイピング、フリックでも同条件です)。
実験したところ、
タイピングした場合:2分12秒
フリック入力した場合:2分7秒
音声入力した場合:2分4秒
このような結果になりました。
私のタイピングは、自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ速いわけではありませんが決して遅いわけでもないと思います。ブラインドタッチしてるかどうか微妙というところです。
フリックはそれなりに速いと思います。
音声入力は、一応何度か練習しました。
それほど大きな差にはなりませんでしたが、音声入力が一番速いという結果になりました。
入力の楽さを比較
さて、文字の入力の良し悪しは速さだけで決まるものではありません。
速さの次に、場合によっては速さ以上に大事なのが、「楽さ」です。
この点で言えば音声入力に軍配が上がります。
音声入力はとにかく楽です!
タイピングは座ってる姿勢がしんどくなってきます。
フリックはチマチマしてだるいです。
平成生まれでまあまあパソコン慣れしている私でこれなので、機械に不慣れな人ではこの差はもっと顕著になると思います。
音声入力の欠点は修正ができないこと
速さ・楽さの点で攻守最強な音声入力ですが、欠点はあります。
考えながら文章を作るのに向かないことです。
たとえばレポートを作るときに、キーボード入力やフリック入力であれば、箇条書きしたり、とりあえず打ってみて順番を入れ替えたりして進めていきますが、
音声入力は箇条書きするようにはなっていませんし、
入力しながら構成を考えられる手入力のに比べて、文章の理解があやふやなままになるので、結局読み直すことになります。
ただ、このような欠点が問題にならない状況なら、使わない手はないと思います。
簡単な文章や、ある程度内容が決まっている文章なら、頭の中で組み立て、それに従って文章を作り、それを音声入力するというプロセスでも作れますし、そのほうが楽です。
音声入力については以上です。お読みいただきありがとうございました。